リンとは?リンは、体内に含まれる量がカルシウムに次いで多いミネラルです。体内の人の大部分は骨や歯の中でリン酸カルシウム、あるいはリン酸マグネシウムとして存在し、筋肉、神経、脳、肝臓などその他のすべての組織にも含まれています。
リンの働き ・ 骨、歯などの硬組織を作る
・ ビタミンB1、B2と結合して補酵素となる ・ 糖質代謝を円滑に進める ・ 神経刺激の伝達をする リンの欠乏症 ・ くる病
・ 歯槽膿漏 リンの過剰症食事中のリン量が過剰だと、血液中のカルシウム濃度が低下します。これは、過剰なリンがカルシウムの腸管からの吸収を阻害するためです。そうなると骨からカルシウムが動員されます。
そのためリンを過剰に摂取するような食事を続けると、骨粗しょう症になる可能性があります。 リンの目標摂取量リンは摂取する場合、カルシウム/リン比は1:1が望ましいと考えられています。
カルシウムの一人1日当たりの目標摂取量は、約600mgなので、リンの目標摂取量も600mgとなります。特にリンが働く上では、カルシウムが不可欠であることから、両方を摂取する必要があります。 しかし、最近では冷凍食品、加工食品やインスタント食品にリンが「リン酸基」として広く用いられていることから、リンの過剰摂取が指摘されています。 リンを多く含む食品 ・ 卵黄
・ 肉類 ・ 小魚類 ・ 胚芽 ・ チーズ ・ 穀類 ・ ナッツ類
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