TOP > ルテインの資料館 > フリー体とエステル体の違いとは? |
フリー体とエステル体について天然成分で精製されたサプリメントでも、含有している成分で異なる種類のものが含まれている場合があります。
それが、フリー体かエステル体かという違いです。 人間の体内には実はルテインが存在します。人体で生成はできないのですが、食物から摂取したものが蓄積しているのですね。 その人体にある状態のルテインはフリー体のルテインです。 そのため、フリー体を摂取すれば、そのまま体内へ吸収されます。 エステル体のルテインは未精製のものなので、フリー体に脂肪酸が付加している状態のものです。 こちらは、吸収率が下がり、期待した効果が得られない可能性があります。 ただ、高度な精製技術や機器が必要でないため、安価で入手することが可能です。 また、一説にエステル体の方が吸収率が高いという説もあります。 フリー体とエステル体を同様に摂取した場合、血液中のルテイン濃度の上昇率はエステル体のほうが高かったそうです。 また、血液中の存在時間もエステル体のほうが長いそうです。 血液のルテイン濃度が、吸収率の指標になるのか判断がつきかねますが、実際に飲み比べてみたら効果の違いの実感出来るのかもしれません。 フリー体100%のもの、エステル体100%のものと、両方を混合して使用しているものとあり、混合のものが一番効果が高いという考え方もあるようです。 どちらにしても、天然成分由来のため、副作用の心配はないと言われています。 アントシアニンについてルテインを充分に補給したいと考える方は、やはり眼の疲れなどでお悩みの方が多いのでしょう。
ルテインのみを摂取しても効果は得られますが、より多くの角度から眼を労わりたいという方は、ルテインの他にも眼に良いとさせるアントシアニンや、カロテン類も一緒に配合しているものを選ぶことが多いようです。 眼精疲労に効果があるとしてまず注目されたのが、アントシアニンでした。 これは、紫色の野菜や果物に多いとされ、ブルーベリーやワインが注目されました。 アントシアニンがなぜ眼精疲労に効果があるかというと、眼球内においては光を感じた時に、脳にそれを伝達するロドプシンという物質が合成され、アントシアニンが、このロドプシンという物質の再合成を促進する働きをするからなのです。 これにより、眼精疲労の予防・改善効果、視力の維持などの効果があるとされています。 つまり、ルテインが眼球に作用する場所と異なるのです。 ルテインは、網膜の中心に存在し、眼に有害な青色光や紫外線などを吸収する働きがあります。 アントシアニンが、機能の円滑化を促し、ルテインが有害光線からガードするような感じです。 これは両方合わせて摂取したほうが、より効果が実感できそうですね。 アントシアニンはブルーベリーに多く含まれていることが有名ですが、ブルーベリーの仲間のビルベリーには、さらに多く含まれているのだそうです。 日本ではあまり馴染みがないですが、西洋や北欧では自生したものを収穫して、食べられています。
|
|||