飛蚊症の原因と対策

目は光を受け、網膜に映すことで映像を伝えます。しかし、光の中には有害な紫外線が含まれているため、目の中には紫外線も同時に取り込まれます。

その結果、硝子体の組織の中に【活性酸素】が発生し、組織の中のたんぱく質や脂質が酸化されます。

その酸化物は組織内に蓄積され、やがて組織の変質を招き飛蚊症が生じます。

若いうちは活性酸素を分解する酵素が十分に分泌されて酸化を防いでいますが、老化にともなって酵素の分泌が減少し、症状が発症します。

これが”生理的飛蚊症”とよばれるもので、最も多い原因です。

対策１～活性酸素対策

まずは目の機能を酸化、老化させる「活性酸素」を少しでも避けるため、外に出るときはサングラスをかけるようにすることが対策への第一歩です。

次に、体内の分解酵素の産出を正常にできるようにして、これ以上の進行を止めることが大切です。

タンパク質や脂質の酸化物は、硝子体にとって大きな障害となります。

正常ならば、酸化物を分解する酵素がこれを除去しますが、加齢とともに不足するので栄養素を補給しなければなりません。

栄養素の補給によって酸化物を洗い流すのは時間がかかりますが、食生活を見直し、必要とされる栄養素を積極的に摂取することが重要です。

「飛蚊症」について