眼底検査について

飛蚊症には、そのままにしても当面支障のないものと、病気の前触れのものがあります。その違いを見分けるには、「眼底検査」を行います。

症状が悪くなってきた場合、かならず病院で診察しましょう。眼科では様々な検査を行うことができますが、中でも眼底検査がとても重要です。

検査の結果、前途した「後部硝子体剥離」の場合であれば、まだ危機的ではありません。

しかし網膜が出血している場合は、すぐに治療しなければなりません。この時、網膜裂孔や網膜剥離が確認された場合、早急に手術する必要があります。

症状がよく似た硝子体の病気（硝子体出血、硝子体混濁）

■後部硝子体剥離

加齢に伴い、後部硝子体剥離が発症すると、硝子体の血管が破れ、「硝子体出血」を起こします。出血の具合によっては、視力が低下したり、視界が霞んで見えたりします。

出血によって発症する飛蚊症は、「大きな黒い塊が見える」、「突発的に起こる」という特徴があります。

発症後に長時間経過すると失明することもあるので十分注意してください。

「飛蚊症」について